2009年12月03日

トゥインクル・ボーイ(乃南アサ)


トゥインクル・ボーイ (新潮文庫)

トゥインクル・ボーイ (新潮文庫)

  • 作者: 乃南 アサ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1997/08
  • メディア: 文庫




・トゥインクル・ボーイ

・三つ編み

・さくら橋

・捨てネコ

・坂の上の家

・青空

・泡

こわい本だった…
子供って、可愛くない。

でも、そう言えば自分が子供の時
世間が望むような子供ではなかったな。
ひょっとしたら、この主人公たちのような子供になった可能性もありうるわけで…。

親に喜んでもらいたくて盗みを働く少年、親を困らせたくて自分の家に火をつける兄弟、戯れに猫にイタズラし、死ぬと床下に埋めていく少年(これは母親の方が怖かったけど)。
子供達の悪意は、ある意味、真っ直ぐで純粋で恐ろしい。

これは解説の通りホラー小説だと思った。

僕の子供は児童教育の学校に通い、保育士か幼稚園教諭になろうとしているわけだが、読ませない方がいいかも知れないな。
posted by とたけけ at 01:26| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家な〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月10日

名人伝(中島敦)




まずは、大相撲の話から
名横綱、双葉山定次が前人未到の69連勝を果たした後、
伏兵安藝ノ海に敗れた日の夜、自ら師と仰ぐ安岡正篤に「イマダモッケイタリエズ(未だ木鶏たりえず)」と打電したそうな。

ここでいう木鶏とは、中国の古典「荘子」の中にある有名な話で、
闘鶏の軍鶏を鍛えに鍛えた結果、木で彫った鶏のように何にも動じなくなったという物語です。
「鳴くものありといえども、既に変ずる無し。これを臨むに木鶏に似たり、その徳、全し」
ようは相手の軍鶏が何を泣いても全く動じず顔色も変えず、闘わせれば相手は闘わずして逃げてしまう境地にまで至ったというわけ。

似たような話は他にもあります。
今回紹介しようとしている中島敦の「名人伝」がそうです。
中学生の時に読んだような気がしますね。

「趙の紀昌(きしょう)という男が、天下一の弓の名人を目指し、
百歩を隔てて柳葉を射るに百発百中すると言われた、東大随一の名人、飛衛(ひえい)に弟子入りした。
最初の教えは「瞬きをしない」という事。
紀昌は妻の機織台の下で仰向けになって眼前すれすれに動く機具を瞬きせずに見つめ続け、2年が過ぎると機具が睫毛を掠めても、鋭利な錐先で瞼を突かれても、不意に火の粉が目に飛入ろうとも、目前に突然灰神楽が立とうとも、紀昌は瞬きをしなくなっていた。
滑稽な話だが、彼は熟睡していても目だけはカッと大きく見開かれたままであったとの事だ。小さな蜘蛛が睫毛の間に巣をかけるにいたって修業は終了(アホだ)
次の教えは「視る」事。
紀昌は、虱を一匹捕まえて髪の毛で結わえると、それを窓に懸けて、一日中睨み暮らした。
そのうち虱は4ヵ月後には蚤くらいの大きさに見えてきた
また3年の月日が流れると、窓の虱は馬のような大きさに見える。
外をあるけば、人は高い塔のように、馬は山のように見える。
ここにいたって紀昌は師より射術の奥儀秘伝を授けられる。
1月の後には、100発の矢を射て、速射を試みたところ、100本の矢は、重なってまるで1本の矢のように連なった。
調子にのった紀昌は、師飛衛を排除しようとして失敗。
彼が師と扇ぐ邯鄲老子のところに行きなさいと言う。

この人はもっと凄い
みえない弓で見えない矢を射れば、鳥は羽ばたきもせず中空から石のごとくに落ちて来るのです。感服した紀昌はその師匠の元で、9年修業しました。
その結果:弓が何だかわからなくなっていた」

滑稽話なんだか教訓話なんだかちっともわからなかったが、
当時の僕は面白く読みました。
今でも面白いです。

それにしても、弓矢を窮めた結果、弓を忘れてしまったとは、
だから、道を極める事は意味がないと思うか、名人って所詮そんなものと笑うか?何かの黒い寓意を感じるか?努力の空しさを感じるか

それはアナタ次第、結局物語なんてそんなものです。


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2007年03月29日

西村京太郎




西村京太郎もので最初に読んだのは「終着駅殺人事件」
それも2時間ドラマで興味を持って始めた読書ですが、
それからしばらく西村ワールド、つまり十津川警部ワールドにどっぷり浸かって、読みまくりました。

何読んだかなあ…

赤い帆船・夜間飛行殺人事件・L特急踊り子殺人事件・寝台特急「日本海」殺人事件 ・都電荒川線殺人事件・などなど…。

十津川警部は実に沢山の俳優が演じているわけですが、
ボクが知ってるのは、三橋達也が演じたテレ朝2時間ドラマシリーズですね。亀井刑事は愛川欽也。

今回のことで調べてみました。

十津川警部を演じた俳優

三橋達也 - 天知茂 - 高島忠夫- 高橋英樹(テレビ朝日)
宝田明 - 若林豪 - 渡瀬恒彦 - (TBS)
夏八木勲 - 渡辺裕之(日本テレビ)
石立鉄男 - 小野寺昭 (フジテレビ)
萩原健一 - 神田正輝 (テレビ東京)

亀井刑事を演じた俳優

綿引勝彦 - 愛川欽也 - いかりや長介(テレビ朝日)
犬塚弘 - 坂上二郎 - 伊東四朗 (TBS)
小林稔侍 (テレビ東京)
山谷初男 −川谷拓三 - 室田日出男 - 地井武男(フジテレビ)

まあ、それはどうでもいいんだけど、
西村作品は大好きです。
ただ、途中で何読んだかわからなくなるんだよね。
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2007年03月11日

新田次郎「八甲田山死の彷徨」


「八甲田山死の彷徨」
日露戦争に備えた寒冷地での軍事演習で起きた「八甲田雪中行軍遭難事件」を元にした小説を読んだのは、大學1年の頃、多分映画化されたころじゃないのかな?
わざと真夏の通学列車の中で読んで、涼しい気持ちになったものです。
新田次郎の小説は山岳ものも歴史物も読みやすくて好きでした。
時間ができたら「武田信玄」を読破したいなあと思いながらもう20年以上たってしまった…

諏訪市図書館新田次郎記念室
posted by とたけけ at 12:46| Comment(1) | TrackBack(0) | 作家な〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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