2007年02月08日

神はサイコロを振らない




1994年、宮崎発羽田行きの報知航空の旅客機が飛行中に消えた。
それが10年後の2004年、突然現われ何事も無かったかのように羽田空港に到着した。10年前と同じ姿で…
しかし10年前と変わらない乗客たちを迎えるその親族(遺族?)たちの事情とその環境は大きく変わっていた。

設定を考えれば、荒唐無稽を絵に描いたような物語。

過去の改変により現代の事象が影響を受けるという、所謂「タイムパラドックス」を話題にするドラマは多いが、これは別の話。 むしろ、自分達が不在の間に起きてしまった大きな変化の結果としての現実を、10年前と変わらぬ乗客たちはどう受け止めるか?失われた10年で大きな変化を経験した遺族達は彼らという過去をどう受け入れるか?と言うテーマを扱うためにはタイムトラベルによる現在と過去の邂逅という「力技」を使わなければならなかったと言う事でしょうね。

それ故に、すっきりしない展開もあり、また都合のいい結果もあったりするが、それを別にしても作者の狙いは成功したと言えると思う。

 
posted by とたけけ at 01:12| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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