2009年07月05日

色闇(山藍紫姫子)


色闇 (角川文庫)

色闇 (角川文庫)

  • 作者: 山藍 紫姫子
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: 文庫




作家の名前は(やまあい しきこ)と読みます。
これもまた、先輩の時代物の蔵書から譲り受けたものなのですが、
相当色合いが変わっています。

早い話がBLもの、耽美ものです。
このブログを読む方々が、この種の小説を読むのかわかりませんが、
僕は読んだので、紹介するわけです。

これは「大江戸捕り物秘帖 狗−いぬ−」というシリーズ?ものです。
主人公は月弥という美貌の陰間。
陰間とは、売春婦の男版と言ったら簡単ですが、
江戸時代には陰間茶屋という場所もあり、
戦国時代の稚児じゃないが、男色も普通に存在していたようです。
ホモ・セクシャルと言うより、両刀使いというのかな?
男と女では味わえない、男と男の間だけにある性の快楽があったという事です。

さて、この月弥、ただの陰間ではない。
元は江戸中を震え上がらせた犬神の早太郎という盗賊一味の二代目
早太郎一味を捕らえ、壊滅させたのが、後に月弥の「飼い主」になる
牙神左衛門之丞尚照という、元火付盗賊改長官。
長官時代に妻子を人質に取られ脅迫をい受けたのを退けたために、
妻を陵辱の上殺され、息子は行方不明となった牙神は職を辞し、
今は市内見回りといった閑職に就く。
長官時代の鋭さは影を潜め、腑抜けの昼行灯といった様子だが、
裏では若年寄の篠井長門守の命を受け、法で裁けぬ悪を取り締まる役目に就いているのだ。
月弥は牙神の色小姓であるとともに、彼の密偵(狗)となって働くのである。

これが大まかな筋立てなんだけど、中身は、まあ、男と男のめくるめく官能の世界ってやつですな。

牙神の後任に就いた中郷主膳は切れ者として評判を得ていたが、
その裏では、盗賊を操り、押し込みを働かせたうえに家人もろとも皆殺しにして、盗んだ金品を着服しているとんでもない男だった。

牙神は、月弥を中郷の元に送り込み、陰間の技で彼を篭絡させ、
そのたくらみをつぶそうとするのだが…。

好きな方は読んでみてください。
世界感が変わるかもしれませんよ。
posted by とたけけ at 09:15| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家や〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。